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<title>pialog</title>
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<description>還暦ピアニストの、気まぐれ演奏ブログ</description>
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<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_92a1.html">
<title>グレン･グールド</title>
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<description>先日、学生がバッハを弾いていたときに、「グレン･グールドのレコードを初めて聴いた...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;先日、学生がバッハを弾いていたときに、「グレン･グールドのレコードを初めて聴いた時は、衝撃的だった・・」という、思い出話をした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;すると、「グレン･グールドが顕れる前は、学生達は誰が録音したバッハをよく聴いていたのですか？」と聞かれた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;エドヴィン・フィッシャーかな、と私は答えたのだが。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それから、グレン･グールドの話になって「彼の、ゴールドベルグの録音は、最初と二度目では倍位テンポが違うそうですね・・」とその男子学生は言っていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;演奏時間が一時間近くもかかる曲を、倍のテンポでというのは大げさだろう、と思ったけれど、とにかく聞き比べをしてみたくなって、先週池袋のHMVへ出かけて行った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一枚は、５５年にモノラール録音をした、あの鮮烈なデビュー盤。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして、彼が亡くなる少し前に再度録音したステレオ盤。これは、DVDも見つけたので、映像の方を選んで購入した。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;実のところ、私はグレン・グールドのバッハが異端だとは思わない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;テンポが極度に速かったり遅かったりはするけれど、聴いていて説得力があるので違和感は覚えないのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一度目の録音と二度目で大きく差があったのは、アリアを最後に再び登場させるところだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;曲を終える前のアリアは確かに、倍位の時間をかけて演奏している。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;あの穏やかで、全てが終わった後といったアリアの静けさは、年齢を経たピアニストの演奏、ならではなのかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まだ、両者を検証するところまでは聴きこんではいないのだが、これから少し時間をかけて比較してみようと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;何はともあれ、彼のクリヤなタッチはちょっと忘れがたい響きである。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>バッハ</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-07-15T10:37:37+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_3799.html">
<title>「西の魔女が死んだ」</title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_3799.html</link>
<description>映画を見ながら、生活者としての自分を振り返ってみる。 そろそろ方向転換する時期が...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;映画を見ながら、生活者としての自分を振り返ってみる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そろそろ方向転換する時期が、来たのかもしれない・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「いかに効率よく手をぬいて、仕事を終わらせるか」今まで信じて疑わなかった、私の家事に対するこの考え方が、この二時間でくつがえされそうな勢いであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;あくせくする事もなく、自然の流れに逆らわず、自分の手で生活を紡いでいく心地よさを、どうやら私は今まで気付かずに来た様である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;誰にでもできる事には、あえて時間を費やす事などない、と奢った気持で家事を軽んじてきたけれど、「個々の生活」こそ、他の誰にも真似のできない人生そのもの、だったとしたら・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人と二人の老後の毎日を、味わいながら生活していく事が、これからの私の人生なのかもしれない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;便利な同居人とみていた、家事の上手な主人は、きっと早くからその事を知っていたのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;だからこそ、二人の子供達がそれぞれ、自分達は父親に育てられた、と思っているのではないか？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日常</dc:subject>
<dc:subject>映画</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-07-12T22:53:58+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_a146.html">
<title>作曲家の自画像</title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_a146.html</link>
<description>シューマン作曲、「謝肉祭」から。 作曲家自身の、内向的な分身像”オイゼビウス”を...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;シューマン作曲、「謝肉祭」から。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;作曲家自身の、内向的な分身像”オイゼビウス”をアップしました。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/files/carnaval-eusebius.mp3&quot;&gt;「carnaval-eusebius.mp3」をダウンロード&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;｢謝肉祭」は、いわゆるカーニヴァルといわれるもので、かつては「宗教行事」の一つの、お祭り騒ぎであったらしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２０曲の小品からなるこの曲は、ピエロが出てきたり、パンタロンとコロンビーヌというコンビの道化師（？）が出てきたり、楽しげな題名が連なっている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして、後に妻となったクララや、同時代の作曲家ショパン等と共に、シューマン自身の、内向的そして外交的な分身像も現れる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;作曲家が、特定の有名人を想定してタイトルをつける事は時々ある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ドビュッシーの「グラドス･アド･パルナッスム博士」は、クレメンティーを揶揄しているし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;チャイコフスキーの長大なピアノ三重奏曲「偉大なる芸術家の思い出の為に」は、著名なピアニスト、ニコライ･ルービンシュタインを追想している。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし自分自身を、ニックネームとはいえタイトルにしている例は、ちょっと珍しいのではないだろうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;この曲は、彼のロマンチックな一面をあらわしているに過ぎないのだけれど、概して「シューマンの曲は、難解」という印象を持つ人が多い様である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ハーモニーの進行の美しさ、等という彼の特徴は、一度聴いただけでは覚えにくい事もあるのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;逆に言えばだからこそ、弾く者にとっては奥が深くて、充実した味わいのある作品達なのだけれど・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;多分、シューマンの作品は、聴くより弾く方が楽しいのだと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「シューマンの曲を聴くのって、釣りをしている人を眺めているのに似ているね」と言っていた人がいて、成程と妙に納得した事があった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>♪-演奏ブログ</dc:subject>
<dc:subject>シューマン</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-07-12T22:22:06+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_311f.html">
<title>「アウェイ・フローム・ハー」</title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_311f.html</link>
<description>カナダの湖のほとりに住む、老夫婦の物語である。 雪の深い別荘地で、穏やかに、かつ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;カナダの湖のほとりに住む、老夫婦の物語である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;雪の深い別荘地で、穏やかに、かつての大学の師弟であった二人が、老後の生活を送っている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;クロスカントリースキーを好み、時には友人を招いてディナーを楽しみ、夜には夫の朗読する文学を二人で味わうといった、絵に描いた様な知的で静かな生活。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして妻が、次第にアルツハイマーにおかされていくあたりから、物語は始まるのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;痴呆の症状というのは、断続的に顕れるものなのだろうか・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;己の病状を見究める様にして、妻はためらう夫を説得。介護施設に自らすすんで入院してしまう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;背景も、ストーリーも、お膳立ては充分整っているにも関わらず、見終わった後の、この物足りなさは何なのか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観念的に走りすぎていたからなのだろうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;施設で、妻は同年輩の男性と親しくなり、その世話をしながら生き生きと毎日を過ごし、面会に来た夫を認識すらしない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;老後の問題とは、救いも抜け道も無い、現実である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;やがては、自らが当事者となるその問題に、普段は目をそむけて暮らすのが若者達の特権なのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして私の様に、扉の向こうにそれらの問題が山積しているにも関わらず、あえて覗きもせずに蓋をして、毎日を過ごしている元気なシニアも多い事と思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;だからこそ、こういった映画は真っ正面から描いて欲しかったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;見終わった観客達に「もしや・・」といった解釈を委ねる結末は、芸術的な効果をねらった作者の意図が透けて見える気がして、それも中途半端な印象に終わってしまった理由の、一つだったと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;表現するという事の難しさを、改めて考えさせられた映画であった。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日常</dc:subject>
<dc:subject>映画</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-07-07T09:43:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_1762.html">
<title>その四、楽園の国？ </title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_1762.html</link>
<description>私は出発前から、二ヶ月後の演奏会で弾くシューマンの｢謝肉祭」に関して、ヨーロッパ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;私は出発前から、二ヶ月後の演奏会で弾くシューマンの｢謝肉祭」に関して、ヨーロッパの人の誰かに、背景を尋ねてみるつもりであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;コルドバでの食事の後、問いかけてみると、パリに住んでいるドイツ人のアンドレアさんは、教会の聖歌隊に入っていてオルガンの演奏もするらしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;帰りのバスの中でゆっくり聞いてみようと、座席にすわって出発時間を待っていたら、ドイツの二人組がまだ戻って来ないのに、運転手はバスを動かし始めたのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;戻ってないのが、たまたま私の待っている二人だったから気づく事ができたけれど、それまでは合理的と思えたシステムが、急に色あせてしまった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まあ、運転手さんにはとても感謝されたけれど・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;アンドレアさんは、「カーニヴァル(謝肉祭）」の由来から、コロンバインとパンタロンは必ず対になって現れる道化師だとか、ピエロとアラルカンの違い等、様々な題名の背景を説明してくれて、それはそれは楽しいものであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それらの名前は、アガサ･クリスティの「ハーリクィン」シリーズにも時折登場する。きっと、ヨーロッパの人々にとって、名前の響きを聞くとすぐ思い浮かぶ様な、特別の世界があるのだろう・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;最終日は、主人も仕事が半日で終わったので、初めて一緒に街へ出かけてみた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;鼻かぜをひいたらしい私は、薬局でティシュペーパーを買ったのだが、お金を払う段になって英語の数字も全く通じない事を発見。昔覚えたポルトガル語から連想して支払いを済ませた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;スーパーに入って、チョコレート等を買ってみるのも、まるで冒険の様に楽しい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;お昼も大分過ぎた頃、ビールを立ち飲みしている人が見えたので、奥まで入ってみた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;勿論注文は、全て指さしである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;煮込んだお肉と手作りの野菜に、「クルスカンポ」。余りの美味しさと値段の安さに、迷う事なく次々とお代わりを頼む。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;何をしゃべっているのか。まわりでグラスを傾けている人達は、のんびりと楽しそうに見える。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;言葉の通じない夫婦者が入ってきたところで、さして関心を払う事もなく、ゆっくりと時を過ごしている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;若くて美しい女性に、でっぷり太ったおばさん達。毎日が楽しくて、食べ物がこんなに美味しかったら、太らない訳もなかろう、等と想像する。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;毎日が楽しく過ごせるのだから、自分達の世界で充分、といった中華思想にまで思えてくる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「外国語なんて、苦労して覚える事なんてないのさ・・」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;フラメンコのお店もいくつか見つけたが、夜になって9時位に始まるらしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一度ホテルに戻ってから又出直す事にしたのだが、部屋に着くとやっと仕事の終わった主人は、まずは冷蔵庫からビールを取り出す。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;暑さの下を歩いた後でもあるし、冷えたビールの美味しかった事！&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まだフラメンコまでには時間もあるし、ちょっとベッドに横になってしまったのが、まあ言ってみれば運の尽きであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;気がついたら、窓の外は白々と明けていて、私達は夕食も食べずに、朝までこんこんと眠り続けてしまったのだった。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>スペイン</dc:subject>
<dc:subject>紀行</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-06-28T22:08:11+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_bb4d.html">
<title>その三、踊る女の子達</title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_bb4d.html</link>
<description>翌日は、コルドバへのバスツァーがあった。 旅行社のバスが、各ホテルを回ってそこで...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;翌日は、コルドバへのバスツァーがあった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;旅行社のバスが、各ホテルを回ってそこでお客さん達を乗せてくれる仕組みだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私たちの仲間は7人。日本からのＫ夫人が一緒なので心強い。他には、パリに住むドイツ人二人と、英国からの二人にオランダから一人。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私より10歳位年長の彼女はニューヨーク生まれで、語学もさることながらその社交性が実に堂にいっているのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;バスが市内を回って乗客を集め終わると、それまで参加費を集めて手続きをしていた旅行社のお兄さんは、「では皆さん、良いご旅行を！｣と言うなりバスを降りてしまい、頼りは運転手さんだけとなった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;10時半位にコルドバに着くと、｢英語のガイドをご希望の方は、私に付いて来てください！」とスペイン語訛りバリバリで、明るい感じの女性が傘を高く掲げて呼びかけてきた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;以前のイタリヤでもそうだったが、ガイドさんは皆折りたたみ傘を持っていて、その傘がグループの人々に対する目印の様であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それ以外はスペイン語のガイドしか居ないのだから、そちらに加わる他はない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;出発前にはコルドバへ行く機会があろうとも思わなかったし、全く予備知識がなかったので、半分位しかわからないものの、やはり説明があって楽しかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;コルドバの代表的な建築物は、「メスキータ」とよばれる、壮大なかつてのイスラム寺院である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;細かい幾何学模様の彫刻や建物自体の荘厳さは、翌日訪れたグラナダのアルハンブラ宮殿には及ばないのだが、私の心に強く残ったのは、後に制圧したキリスト教徒が、そのイスラム寺院の中に教会を作り上げてしまった歴史である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;経費の節約もあったらしいけれど、ラテン気質を想像せずにはいられない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;説明によると、殆どの庭や建物は２０～30年前には荒廃していたらしい。皆、当然の様に頷いて聞いているので、質問するタイミングなんてあったもんじゃなかったけれど、どうやらフランコ政権下では歴史的なものは置き去りにされていた様子だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;街の散策も終わり、｢それでは、これで解散します。バスの乗り場はここの場所で、出発は二時です」というなり、ガイドさんは傘をしまって去って行った。中々合理的ではある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;お昼時だったので、お仲間と適当なレストランに入って行った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;7人の顔ぶれは大体古参の人達で、次の開催場所のアラスカの事や、今まで訪れた場所の話など、楽しそうに話題が弾むのだが、私にとって一番気苦労の多いのが、こういった場である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一対一ならば少しは度胸もすわるのだけど、輪の中でのおしゃべりは特別にテーマがある訳でもなし、とりとめもなく、しかもスピードだけは半端じゃないのだから。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そんな時に、つば広の帽子を被ってギターを抱えたおじさんがやってきて、民謡らしきものを歌い始めた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;｢こういうのは、食事中は迷惑よね。」「そう。パリでもよく地下鉄に居るのよ。車両を替えたくなるわね」等と、お仲間達は言いながらも、社交的な彼女達のこと、一曲終わると拍手は惜しまない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;暫く歌が続いていたが、見ると中央のテーブルに座っていた若いグループが、体を揺すりながらノリノリで、終いには２～３人の女の子達が椅子から立ち上がって、音楽に合わせて踊り始めたのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;どんな人達なのかは知らない。でも、腰をくねらせて踊っているその様子は何はともあれ楽しそうで、スペインの人達はこうして人生を享楽しているのかと、こちらまで浮き浮きしてきた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そうなると、回りにいた食事中のどの人達も皆、振り向いては彼らのダンスを眺め始め、終わってから、被っていた帽子を手に持って各テーブルを回ったおじさんに、チップを惜しんだ人は余り居なかったろうと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もっとも、ホテルに戻ってから、仕事帰りの主人にその話をすると、｢結構、さくらだったのかも知れないよ。」と言われたけれど・・。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>スペイン</dc:subject>
<dc:subject>紀行</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-06-28T15:21:52+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_bdca.html">
<title>その二、言葉について思うこと</title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_bdca.html</link>
<description>ホテルに戻ると、毎年お会いする会議のメンバーの色々な顔ぶれが、ロビーのあちこちで...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;ホテルに戻ると、毎年お会いする会議のメンバーの色々な顔ぶれが、ロビーのあちこちで見かけられた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;日本からいらしているＫ夫人が、「コルドバとグラナダへのバスツァーの申し込みを、事務局が受け付けていますよ」と知らせてくれる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;すぐその足で申し込みに行った。まあ、後々英語で苦労するとも思いつかずに・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;翌日は、夫人達には特にプログラムが無かったので、市内見物へと出かけた人が多かった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ハンガリーのミラさんが、「一緒に行かない？」と声をかけてくれた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;彼女とは、数年前に南イタリヤでお会いした際に、アマルフィ海岸巡りのバスツァーに一緒に参加して以来、見物には意欲的というお仲間意識ができている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;英語に堪能な彼女は、ホテルのフロントで観光バスの申し込みをしてくれて、その日も真夏日といってよい程のカンカン照りだったセヴィリヤの街へと、二人で繰り出していった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光バス用の停留所が、街の要所要所にあって、同方向であれば乗り降り自由という、まことに自主自立のシステムなのであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ところが、これがスペイン時間というものなのか。停留所では、待てどくらせど、その観光バスはやってこない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一緒に待っている人が他にも居たので心強かったのだが、どうやら向こうも私たちを見て心強く思っている様子。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;大体、旅行者はそこの場所の事情には疎い訳だから、結局肩をすくめ合ってため息をついているだけで、お互い余り助けにはならない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「ホテルに戻って、払い戻してもらおうかしらね・・」等と話す頃になって、やっとバスがやってきたのだが、遅れた理由の説明は特に無く、待っていた人たちも、バスさえ来てくれれば乗れた事で皆ハッピーという、何とも楽天的な社会なのであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;バスに乗ると、小さなイヤフォンをくれた。スペイン語はじめ６ヶ国語位のチャンネルがあって、ガイドの説明が聞ける仕組みだが、残念なことに日本語はまだ導入されていなかった・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ミラさんは、ロシア語の説明を聞いて楽しそうにしている。英語の説明を必死に聞く私の健気さは、我ながら涙ぐましい・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;中心街で、バスを降りて少し歩いてみることにした。小さな街だから、歩いているとお仲間の姿をあちこちで見かける。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私は本来、「旅とは、地面の上を歩いてこそ経験」と思っているので、そのまま歩いてホテルまで帰りたい位だったのだが、それはどうやら安全大国ニッポンの、のんきな感覚らしい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ミラさんは、女性だけで見知らぬ街をぶらつくという事には大変慎重であって、「歩いて帰らない？」と提案した事すら恥ずかしくなった位だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私は、翌日のバス旅行の為に現金を用意したほうが良いといわれていたので、銀行を探したのだが、いずれも午後には閉店している様子でびっくり。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;もっとも、スペイン語はわからない私たちの事だから誤解しただけかも知れないけれど、開店時間の表示を見た限りでは、シエスタの後に再び開店するとも思えなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;暑さの中で飲んだ、オープンカフェのビールは、とても美味しかったけれど。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その日の夕方には、市長さん主催の歓迎パーティがあった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;タパスという、オードブルの様な軽食が次々と給仕されて、さすがにその時のパーティのお料理は絶品であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして市長さんのご挨拶が、大勢の外国人に対してスペイン語でなされ、堂々と通訳に解説させていたのは印象的であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;何年か前、リトアニアの大学で総長がお茶会に招待してくれた事があった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その時も、総長は英語の通訳付きでリトアニア語のスピーチをした。だがそれは、彼らが母国語を大切にしている姿勢なのであって、その後は居合わせた他の人々も含めて、普通に英語で歓談していた事を思い出さずにはいられなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私たちは普段、「国際的な場では、まず英語を」、と疑いも無く考えている傾向がありはしないだろうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;まあそんな事を口にすれば、只、自分の語学力の貧しさを弁護している様に響いてしまうけれど・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>スペイン</dc:subject>
<dc:subject>紀行</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-06-28T00:00:00+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_b409.html">
<title>アンダルシアの思い出、その一「クルスカンポ」</title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_b409.html</link>
<description>昨年のことだが、美容院で新顔の若いアシスタントが、就職する前に行ったスペイン旅行...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;昨年のことだが、美容院で新顔の若いアシスタントが、就職する前に行ったスペイン旅行の話をしていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;仕事が始まると休みも取れなくなるからと、一人で思い立って出かけた場所が、バルセロナだという。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;初めての海外だったそうだが、二週間にもわたって、特に移動せずにゆったりと過ごしていたというのが凄い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;数ヶ月後にスペインへ行く予定だった私は、その話を聞きながら見知らぬその国への思いをつのらせた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;昨年のヨーロッパは異常気象だったらしく、出かけたのは9月の終わりだったのだが、まだまだ暑い日が続いていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;残念ながらバルセロナは、往路乗り換えの為に一泊しただけであったが、長旅の後にホテルでとった、最初の食事やビールの美味しさは、まるでスペインが主人と私を、「ようこそ！」と歓迎してくれてるかの様だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこで覚えた「クルスカンポ」という名のビールを、それから何度繰り返して注文したか知れない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;スペインの西南アンダルシア地方のセルヴィアという街が、今回の目的地であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;朝の便でバルセロナからセルヴィアに着いて、まずは空港の案内所を探す。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ところが何と、そこではスペイン語しか通じない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;タクシーの運転手とはさすがに意思の疎通ができて、とりあえずはホテルにたどり着いたのだが、この未知なるものへの感覚が何とも心楽しい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ホテルに荷物を置いて、外へ出てみた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;主人が｢美味しくビールを呑むために」と理由付けて、旅行中にも欠かさない、週末の二時間ジョギングができそうな道を探しながら・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;グァダルキヴィルという名の大きな河べりに行き着いてみると、ゆったりと散歩している人達の姿がちらほら・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その日は日曜日の、まだ午前中なのであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ホテルへ戻る途中、小さな居酒屋風のレストランを見つけて中へ入ってみた。ガラスのケースに、ローストチキンや、煮込んだ牛肉などが並んでいる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;身振り手振りで注文する楽しさを久々に味わう。ちょと濃い目の味付けながらチキンの美味しかった事！&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;こうして、セルヴィアでの第一日目が始まったのだった。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>スペイン</dc:subject>
<dc:subject>紀行</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-06-25T13:56:40+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_91d5.html">
<title>友達になるとしたら・・・。</title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_91d5.html</link>
<description>様々な作曲家の作品を弾きながら、彼らはどんな人物だったのだろうか、と思いを巡らす...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;様々な作曲家の作品を弾きながら、彼らはどんな人物だったのだろうか、と思いを巡らす事は多い。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ベートーヴェンはどの程度の高さの声でしゃべっていたのだろうか。歩く時は早足だろうか。余り高笑いはしないだろうな・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;映画｢アマデウス」の影響で、高笑いはすっかりモーツァルトの専売特許になってしまった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ムソルグスキーは、あの｢展覧会の絵」のプロムナードを聴くと、多分体重があって、ゆったりとした足取りで絵の前を歩いていたのだろうなあ、等など。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;若い時は、ショパンに出会ったら何を話してよいかわからないだろう、と思っていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;彼は、個人主義の天才で余り他人に関心がないのでは・・？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シューマンは、その評論活動でまだ無名だった同い年のショパンを取り上げて、｢諸君、脱帽し給え。天才だ！」という、有名な言葉を残している。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一方、ショパンがシューマンに関して、何か語った言葉が伝えられているだろうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シューマンは、様々な芸術家達と親しく交際しているし、ブラームス等若い作曲家を世に紹介する労を惜しまなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;きっと彼は思いやりがあって、「友人」としては素晴らしい相手だろう、若い私はそう思っていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ところが、「謝肉祭」に登場する美しい小品、「ショパン」を聴いてみると・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;譜面を眺めれば、右手が淡々と旋律を歌い、左手の美しい分散和音がハーモニー奏でる、典型的なショパンのスタイルなのであるが。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ひとたび響きとなって聴いてみると、それはまぎれもなく、シューマン独特のハーモニーの連なりである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;人の心を揺さぶる様なこの内向的な世界を、誰も、あの華麗さとはかなさの行き来する、ショパンの音楽だとは思わないだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;こうしてみると、シューマンは、結構したたかな面もあったのかもしれない・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私自身は、20曲の小品からなる｢謝肉祭」のなかでも、｢ショパン」はとても好きな曲で、アンコールに弾いてみた事もある。&lt;/p&gt;


&lt;p&gt;シューマン作曲、謝肉祭から「ショパン」をお聴きください。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;a href=&quot;http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/files/carnaval-chopin.mp3&quot;&gt;&lt;/a&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>♪-演奏ブログ</dc:subject>
<dc:subject>シューマン</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-06-21T00:29:28+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_f3d9.html">
<title>｢最高の人生の見つけ方」</title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_f3d9.html</link>
<description>昨日名古屋に帰り着いたのが8時少し前。そのまま駅の向かいにある、ミッドランドシネ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;昨日名古屋に帰り着いたのが8時少し前。そのまま駅の向かいにある、ミッドランドシネマを覗いてみた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;三谷幸喜の｢マジックアワー」を見ようと思ったのだが、始まるまでに一時間もあったので、15分後に始まる｢最高の人生の見つけ方」の方に入る事にした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;余命半年と医者に宣告された、気質も境遇も全く違う二人の老人が、その最期の数ヶ月を、今まで遣り残した様々な事を実行に移していくドラマだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;映画は、役者次第である。芝居も、そして演奏もだけれど・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;馬鹿げた、と言える様な事を次々と実行に移していく二人の老人。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;スカイ・ダイヴィング。刺青。北極の上空を自家用機で飛びながら、夜空の美しさを眺め、更にはそれぞれが二台のムスタングを運転してのカーチェイス。それも競技場を借り切ってだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;フランスでの最高級の食事。サハラ砂漠では野生の動物達を掻き分けて車を走らせ、エジプトではピラミッド、インドではタージマハールの前に立つ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;大金持ちで現実的な白人と、貧しい修理工ながら舌を巻く様な博識と良識を持ち合わせた黒人の、二人の交流がはさまれ、やがて二人は最期を迎えるのだが。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;最高の人生を探す？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;人生の楽しみなんて、お金が無ければみつからないのさ、と言っている様な映画なのに、あんなに大笑いして楽しんだのは、如何に役者達が味わい深かったかに他ならない。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日常</dc:subject>
<dc:subject>映画</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-06-18T15:16:09+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post.html">
<title>京都の散歩</title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post.html</link>
<description>昨日は、良いお天気だったので又京都へ出かけた。 何とかの一つ覚えで、私は余り新し...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;昨日は、良いお天気だったので又京都へ出かけた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;何とかの一つ覚えで、私は余り新しいものを開拓するのは得手ではない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;でもここ数回京都へ通ったお陰で、大雑把な土地勘は出来てきた。東西南北にどういったものがあるのか、程度には。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;昨日の目的は相国寺と詩仙堂。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;相国寺は、ここも源氏物語二千年紀の一環から、中高年で賑わっていたけれど、すぐ近くの京都御所は広々としていて楽しかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;こちらの方は、サミット外相会議が六月下旬に開催される関係から、警官達で溢れていたけれど・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;御所の建物には、事前に宮内庁に申し込めば入れるとの事。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;予約しなければ入れない場所は、私の様に「その日ふらっと」組にはちょっと縁は無さそうなのだが・・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;建礼門と言う名が、高校時代の記憶を思い起こさせた。｢建礼門院右京太夫集」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一年の時のクラス担任が「古文」の先生で、余り授業の内容までは覚えていないのだけれど、色々な思い出はある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ある時の宿題で、私は上記の日記を訳していく当番だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その時に出てきた、「かなし」という言葉。辞書を引かずに済ませて、只｢悲しい」と訳したばかりに、こじつけ誤訳をしたその時の悔しかった状況を、数十年ぶりに思い出した。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;適当な門から外に出て、歩き始めた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;観光地は、所々に近くの名所を知らせる看板があるし、大体の見当をつけて叡山鉄道の駅に向かった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;同志社大学とか、京都府立医大など、側を通るだけで何となく親近感がわく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;出町柳という駅から、比叡山方面へ一両編成の路面電車で10分程のんびりと揺られて行き、一乗寺という駅で降りる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;詩仙堂は駅から坂道を更に１０分程度歩くという条件故か、今はまだ紫陽花には少し時期が早いせいか、人影も少なくて落ち着いていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;只、当然ではあるのだろうけれど、寺社の中には土足厳禁というところが多い。そこで、備えてあるスリッパに履き替えるというのが、ちょっと私には馴染めないのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;入り口まで行ったものの、諦めて帰って来ることも少なくない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今回詩仙堂では、それでも裸足では庭を見られないので、備えのサンダルを履いて中庭を回りながら、西洋志向で今日まで来た人間は、寺社巡りには無用なのかもしれないな、と思ってしまった。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日常</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-06-18T09:54:49+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_2e6d_1.html">
<title>イスラムの友達</title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_2e6d_1.html</link>
<description>これも、ESLのお仲間の思い出であるが。 夏休みのシーズンになると、ESLのシス...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;これも、ESLのお仲間の思い出であるが。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;夏休みのシーズンになると、ESLのシステムも変わって、場所はオタワの中心街で一本化され、勿論顔ぶれも新しくなった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこで親しくなったエジプトの若い女性は、住まいが近いばかりではなく、お互いの主人が同じ研究所に所属していたこともわかり、共通の話題もぐっと広がった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その頃オタワの市内では、私も日常的に運転していたので、朝はハナという名前の彼女の自宅に寄って、彼女と共にESLへ行くという習慣が出来上がっていった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;彼女は、様々なイスラム系の人に出会うと親しげに話しを交わす。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;相手の国は、ヨルダンだったりイラクだったりするのだが、言葉は大体共通なのだという。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それぞれが方言くらいの違いで、その中でエジプト弁は標準語に相当するのだ、と彼女は言っていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ある時、「イスラムの仲間で子供連れの人が近くに住んでいるのだけれど、その人も一緒に車に乗せて貰えないだろうか」と頼まれた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;英会話のクラスに、毎回二人の幼児を連れてくる若い女性がいて、ちょっと人目を引く存在であったのだ・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それからは、その三人の親子も迎えに行く様になって、若干教室に着く時間が遅くなる様になった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;着いた時には駐車場は既にふさがっていて、やむなく路上駐車という状態が続いていたのだが、イスラム社会ではお互いに助け合うのが当然なのであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ある日、帰ろうと思って車の置き場所に行ってみると、私の車が影も形も無い・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;どうやら、レッカー車で運ばれたらしい・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ハナは心配して一緒に付いてきてくれたが、英会話教室に通っている様な外国人二人の事である。本当に困ってしまった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;たまたま近くにガソリンスタンドがあったので、とにかく相談してみた。余程、途方にくれているのが伝わったのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;運ばれた車の、行き先は見当がつくからと、何とそこまで車で連れて行ってくれたのだ。ハナが一緒で、本当に心強かったのだが。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして又、イスラムのお仲間との通学が続いたのだが、ある日その母親が怒りをぶつけてきた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;担当の教師に、子連れで来るのは止める様に言われたのだそうだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;｢私の子供は、いつもおとなしくて、皆の邪魔なんてしないのに・・。子供を連れてくるなと言われたら、私はどうやってここに来たらよいというのだ！」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;フランスやイギリスで起こる、イスラム圏からの移住の人々との摩擦が、時々ニュースになっているけれど、その度に私はその若い母親を思い出す。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一度、我が家でハナ夫妻や研究所の方を招いて、ホームパーティーをした事があった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;イスラムの人々は豚肉を食べないと聞いていたので、気をつけて準備した筈なのに、うっかりメニューの中に交えてしまったハムサラダを、ハナのご主人が綺麗にハムだけ脇に寄せて食べていたのに気づいて、私は宗教や常識の違う世界で生活する彼らの困難さを、つくづくと感じたのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>カナダ</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-06-16T19:11:00+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_f43b_1.html">
<title>サリーの女性</title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_f43b_1.html</link>
<description>20年位前、私がカナダに住んでいた頃、カナダでは移住者の為の英語教育が盛んであっ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;20年位前、私がカナダに住んでいた頃、カナダでは移住者の為の英語教育が盛んであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;子供の通う学校には、ＥＳＬ（Ｅnglish as a secoud language第二言語としての英語)というクラスがあって、外国人の子供たちには別途英語教育の補習授業が行われていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;更に、地域のコミュニティセンターにも、大人の為のＥＳＬのクラスもあった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;事前にそういった情報を得ていたので、、私は生活が落ち着くとすぐさま、コミュニーティセンターへ様子を聞きに行った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;最初から主人の仕事の関係で、一年間という契約で移り住んだオタワだったので、私はその間は、長い休暇を過ごす様なつもりで楽しもうと思っていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;最初の日にESLへ出かけて行った際、私は出来る限りの語彙を使って自己紹介をしたお陰なのだと思う、最上級のクラスに入る事に決まったのだった&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;海外で英会話の教室に通う日本人は、実力があるにも関わらず余り自己主張をせずに、ゆとりあるクラスで勉強しようと考える人が多い様に思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこでは、他のクラスに同胞の姿が大勢見られたにも関わらず、私のクラスでは、恥ずかしながら私が唯一の日本人なのだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;カナダは英語とフランス語が公用語らしく、特に首都であるオタワでは、日常でも二つの言葉が飛び交ってる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私のクラスは、フランス人とかスイス人といった、母国語のフランス語で何とか暮らせるけれど、一応は英語も勉強しようという長期滞在の人が殆どであった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その中に、一人ドイツから来たらしい人が居たので、休憩時に思い切ってその人にドイツ語で話かけてみた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;異国で母国語を聞くのは、特別の感覚なのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;それからの一年間は、そのパオラと名乗る年上の女性が、様々な場に連れて行ってくれたお陰で、どれだけ行動範囲が広がったか、計り知れない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;オタワは首都なので、大使館がひしめいていて外国人といえば大使館関係者が圧倒的に多かった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;オタワで一番格式の高い、シャトーローリエというホテルで開催された、主に大使館関係のレディース・クリスマスパーティは、華やかで豪奢で、今でいうセレブな香りのする集まりだったし。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;冬になると、どの程度の頻度であったか忘れたが、雪靴をはいて銀白の広野をお散歩するという「スノー・シューイングの会」というのにも誘ってくれた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;毎回ホステスは、いずれかの国の大使夫人で、雪靴散歩で汗をかいた後は、大使公邸でランチパーティというのが恒例であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;何しろ、雪靴はいてウォーキングだから、皆寒さ対策のラフな姿である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;その中で只一人、サリー姿のスリランカの女性が、ひときわ美しく輝いていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ＴＰＯとはよく言われるけれど、でも常に自分のスタイルを守る洗練された姿の美しさを、私はその人に教えられた気がした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;私の賞賛の言葉が、余程その人の心に響いたのだろうか。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;後日、彼女からホームパーティのお誘いの電話が掛かってきたのには、ちょっとびっくりしたけれど・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>カナダ</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-06-14T00:24:06+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_3971.html">
<title>YouTubeの魅力</title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_3971.html</link>
<description>先日、久々にYouTubeで日が暮れた。 一度アクセスすると、次々と繋がっていっ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;先日、久々にYouTubeで日が暮れた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一度アクセスすると、次々と繋がっていってつい夜更かししてしまうので、普段はなるべく覗かない様にしているのだが。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;学生が「サンソン・フランソワの映像で、ラヴェルのコンチェルトをみつけました」と教えてくれたのが、きっかけだった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そこからリンクしていくと、留まる処をしらない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;面白かったのは、ラジオ番組だったらしく音声だけなのだが、ハンガリーのピアニスト、アンドラーシュ・シフが、聴衆を前にベートーヴェンの「月光ソナタ」について弾きながら講義していた３0分。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;穏やかなシフが話す英語は、比較的分かりやすく、内容も身近なので退屈しなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;｢月光ソナタ」の楽譜の冒頭に書かれているsenza sordino(弱音器なしで）の標語についての解説。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ベートーヴェンの時代に使われていた、senza&amp;nbsp; sordino は、「左のペダルを踏む」ではなく、「ダンパーを使用せず」の意味なのであって、つまりそれは、右のペダルを踏みっぱなしで弾く、という指示なのである・・。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;あの有名な一楽章を、ペダルを踏みっぱなしで演奏して聴かせていたのは圧巻だった。底までは踏まずに、3分の一位の浅さで、と説明して。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ホロヴィッツがカーター大統領時代、ホワイトハウスで行った演奏会は、30年程前にテレビで見た映像だろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ショパンの｢葬送行進曲付きソナタ｣などを弾いていたが、同じ曲をカーネギーホールで弾いた時の演奏の方が、遥かに鬼気迫るものがあった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ポゴレリッチがショパンコンクールで演奏しているライブの映像。若い！&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;やはりショパンコンクールのライブで、アルゲリッチの弾くスケルッツォ3番。これは、ＣＤでも聴いた事があるけれど、他に優勝者なんてありえない、といった唸らせる演奏だった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そして彼女の、ラフマニノフの3番のコンチェルトの凄まじさ！どこかの演奏会のライブ映像だが、まだ若い頃で、その出だしの美しさと、言語に絶するテクニック。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;あの難曲をまるで事も無げに、あの美しい表情で弾きこなすのには、呆然というか唖然としてしまう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;これこそ、ピアノを弾く為に生まれてきた天才なのだ、と納得せざるを得ない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ペルルミュテールがラヴェルの｢夜のギャスパール」を普段着で演奏している映像。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;初めて彼の演奏している姿を見たが、豊かに湧き出てくる幻想的な世界とは裏腹に、殆ど体も表情も動かない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;僅かに、ガムでも噛んでいるのか、と見紛う位に口を動かしているのが印象的であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;今回、「水の精」は何人もの人の映像で聴いたが、私には彼の演奏が一番しっくりきた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;名高いミケランジェリの演奏の映像もあった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;更に、彼がチェリビダケの指揮でラヴェルのコンチェルトを弾いている映像を見つけた時は、ちょっと興奮して、昔彼の内弟子だった友人にメールを送った。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;勿論彼女も知っていて、何時でも見られる様にキープしている、とすぐ返事がきたけれど。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;若い頃にもし、この様に簡単に映像が見られたならば、ピアノの奏法も随分変わって居たかも知れない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;当時は、まだまだヨーロッパは遠い世界であったから・・・。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>日常</dc:subject>

<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-06-11T23:10:36+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_0681.html">
<title>真実なる女性</title>
<link>http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_0681.html</link>
<description>原田光子著の「真実なる女性、クララ・シューマンの生涯」という本が、少女時代の愛読...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;原田光子著の「真実なる女性、クララ・シューマンの生涯」という本が、少女時代の愛読書であった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;天才ピアニストとして世の中にもてはやされた、目が大きくて無口な少女、クララ・ヴィーク。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;長期にわたって実父に反対されながら、若い作曲家ロバート・シューマンとの愛を貫いた強い女性。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;夫がやがて病に倒れ、そして亡くなった後も、シューマン夫人として演奏活動を続け、夫の曲を世に紹介していった女流ピアニスト。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;二冊に分かれた小さな文庫本を、私は殆ど毎日の様に開いては、ロマン派の中枢に生きた二人の音楽家に思いを馳せていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;高校1年の時、読書感想文にこの本を選んで、校内で優秀賞を貰った嬉しい思い出もある。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;お気に入りの、シューマンの作品。｢交響的練習曲」や「ピアノ協奏曲」を聴いているときには、まるでシューマン夫妻と一緒になって、ロマンチックな気分に包まれている様な気がした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;シューマンの「謝肉祭」を初めて知った時は、次々に姿を現す人物像が楽しくて、たちまち夢中になった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;大学三年の学内演奏会で、この曲を弾いた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;木造の古いホールの響きがちょっと忘れがたく、その後もホールが使用されていない時間を見計らって、よく潜り込んだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;鍵のかかったピアノの開け方はベテランから伝授があって、そこで自由に（？）スタインウエイのフルコンを弾く気分は格別だった。のんびりした時代である。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;学生の演奏会だから聴く人も少なかったけれど、そこはそれまで様々な人々の演奏が繰り広げられ、そして又未来に向かっての可能性も内在される、学生達の殿堂であったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「謝肉祭」の登場人物の中での圧巻は、ショパンとパガニーニだろう。そして二人の女性達、初恋の相手エルネスティーネと、やがて妻となるクララ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「キャリーナ」という愛称で現れるクララは、情熱的で力強い意思が感じられる。若いシューマンが、少女だったクララをどんな風に眺めていたのか・・・。&lt;/p&gt;


&lt;p&gt;シューマン作曲、謝肉祭から｢キャリーナ」をアップしました。&lt;/p&gt;
&lt;a href=&quot;http://pialog.cocolog-nifty.com/blog/files/carnaval-chariana.mp3&quot;&gt;「carnaval-chariana.mp3」をダウンロード&lt;/a&gt;
&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


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<dc:creator>piano獅子</dc:creator>
<dc:date>2008-06-10T15:59:04+09:00</dc:date>
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