ヴァイオリン協奏曲
HMVで、クレーメルのヴァイオリンのCDを当ても無く探していたら、樫本大進のブラームスのヴァイオリン協奏曲を見つけた。
聴いてみるまでもなく、お世話になった方へのプレゼント用に、そして勿論自分用にも購入した。
樫本大進は、彼がまだ20歳位の頃だったろうか、N響と共にメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏するのを聴いて以来、機会があれば聴きにで出かけている、お気に入りの若手ヴァイオリニストである。
チョン・ミョンフンのピアノと若手演奏家の室内楽のコンサートで聴いた、メシアンの「世の終わりの為の四重奏曲」は、特に心に響く演奏だった。ヴィオラの川本嘉子の名演も忘れられないけれど・・。
樫本大進の叙情性が、曲の進行と共に音楽の中に深く深く入り込んで行く様で、その感情の動きは、聴いているこちらにも、しーんと静かに染み渡ってくるのだ。
今も横のプレイヤーから聴こえてくる、ブラームスの協奏曲のCDは、チョン・ミュンフンの指揮で、まさに処を得た演奏といおうか、聴いている私にとっても会心の作品という気分である。
ブラームスは、熱いところが青春の香りに結びつくのだろうか・・。大学の学生オケ、というと、演奏はさぞ難しいだろうと思うのだけれど、ブラームスのシンフォニーはプログラムの定番であるし。
還暦の耳にも、若々しい情熱が伝わってくる。私が二十歳位の頃、ブラームスのピアノ協奏曲の一番にはまっていた事があった。あれも、青春の香りがぷんぷんする曲だったなあ。最近はご無沙汰しているけれど・・。
ブラームスのピアノ曲に関しては、個人的には作品番号が100を超えた、晩年の曲が特別素晴らしいと思う。116,117,118,119。そして更に、作品120の二つのクラリネット・ソナタ!
このあたりの曲は、変な言い方だが「ブラームスさん、よくぞ曲を残して下さいました」と、お礼を言いたくなる程、感動的だ。
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